小西酒造「第23回 白雪 蔵まつり」は、「新型コロナウィルス」の感染拡大のため開催中止となりました。
今年、創業470年を迎える歴史ある酒蔵、伊丹市の小西酒造さんが恒例の「白雪 蔵まつり」を開催されます。今年も清酒醸造蔵の”富士山蔵”が改装中のため蔵見学は実施されず、現在はビール醸造所となっている「白雪ブルワリービレッジ長寿蔵」を中心に実施されます。
日時 場所 交通
日時:2020年2月9日(日)10:00~16:00
場所:白雪ブルワリービレッジ長寿蔵及び周辺
交通:阪急伊丹駅(380m徒歩4分)、JR伊丹駅(400m徒歩5分)から徒歩圏内
長寿蔵会場
・振舞酒(鏡開き10:00、13:00)
今年は創業470年を記念して合わせて先着470名(昨年は200名)に木マスをプレゼント。かなり長い行列になりますので、希望の方は早めに並んでください。
・燗酒コーナー
・BBカフェ
樽生ビール・ボトルビール販売
ベルギービール
お楽しみセット販売
・クラフトビール
・せらワイン(広島県世羅町)
催しもの
・エアポリンコーナー
・もとすり唄(11:00、14:00)丹波流の酒造り唄が聴けます。
・「わっしょい!冬の元気まつり」ダンス
講演会
・長寿蔵レストラン2F
富士山蔵の見学がなくなりましたので、日本酒らしいイベントは、この講演会になるでしょうか。演題は不明です。レストランも開いています。
長寿蔵ショップ
・福袋の販売
こちらも開会当初は列になります。
広場・通り会場(長寿蔵前の商店街通り)
・おでん、フランクフルト、キャンディーキャンディーの販売
・白雪食品、各種漬物など販売
・伊丹名物粕汁うどん、たこやき
・郷町商業会の各種屋台
創業470年 小西酒造
小西酒造は天文19年(1550年)、後に摂泉十二郷と呼称され、その中心地となる伊丹で創業。若き日の武田信玄や上杉謙信が活躍した時代で、前年にはフランシスコ・ザビエルが鹿児島に上陸しています。兵庫県内でも同じく伊丹発祥の剣菱と並んで長い歴史を誇ります。寛永12年(1635年)には早くも「白雪」ブランドを名乗っています。創業期から江戸時代中後期まで代表的酒蔵として隆盛を極め、蔵には貴重な古文書が多く残っており、実際に「酒永代覚帖」の記録から「白雪 江戸元禄の酒」や「白雪 江戸慶長の酒」を現代に復刻しています。
下り酒が人気を博しはじめた江戸時代初期は、馬の背に酒樽を括り付けて江戸まで運ぶというものでした。この道中に見える富士山の景色への感動から「白雪」の名称がつけられ、現在も「山は富士、酒は白雪」がキャッチフレーズになっています。後に、海運に利便がある灘目三郷の発展に取って変わられましたが、近年まで灘・西宮郷にも醸造蔵を持っていました。現在はJR伊丹駅東南の「富士山(ふじやま)蔵」に集約しています。一方で長壽蔵はビール醸造所となっています。