神結酒造「神結 大吟醸 金賞受賞酒」30BY 兵庫県加東市

山田錦生産地の中心、兵庫県加東市に蔵を構える神結酒造さんが平成30酒造年度全国新酒鑑評会で金賞を受賞した「神結 大吟醸 金賞受賞酒」が販売開始となりました。「穏やかで優しい味わいが評価された」と喜びに溢れた7年ぶりの金賞です。製造は2019年7月です。
神結 大吟醸 金賞受賞酒 720ml 5,400円

[Kamimusubi Daiginjo Gord prize of Japan Sake Award 2019] Brewery:kamimusubi Brewery Hyogo pref, Kato city, Specific designations:Daiginjo-shu, Variety of raw rice:Yamadanishiki, Degree of rice polishing:40%  Pasteurize:pasteurized  ,Yeast:M310 ,Yeast starter:sokujo-moto method, Alc%:16%  Fragrance:apple, Taste:fruity and clear

地元産山田錦とM310

原料米は、もちろん、地元加東市産の山田錦を100%使用。精米歩合は40%となっています。酒母は速醸酛で酵母は従来どおりM310酵母を使用しています。アルコール度はラベル表記16度(HP表記16.5度)。酸度はラベル表記1.4(HP表記1.3)と若干高め。日本酒度はラベル表記+3~+5とかなり幅があります。HP表記は+4となっています。仕込み水は自家井戸から汲まれる軟水で、杜氏さんは但馬杜氏です。

美しい甘味の透明感と艶やかさ

立ち上る吟醸香は出品酒らしく豊かなもの。リンゴの、それも熟した甘い香りを感じます。口に含んだ瞬間から感じる甘味が特徴。穏やかで滑らかな甘味が味わいの核心をつくり、酸味はこの甘味の形を保つように囲みながら周辺に控えます。ボリュームが膨らむことなく、舌の上から流れ落ちるように広がって、消えるように収まります。苦味、辛味、渋みもほのかにバランスします。水彩画のように瑞々しい透明感を表現しながら、彩りの豊かさを併せ持ちます。

事務所に併設された販売所。壁には数々の受賞歴が

特A山田錦生産地の酒蔵

明治26年(1893年)創業。山田錦特A地区を抱える兵庫県加東市で唯一の酒蔵として、126年の歴史を持ちます。創業200年や300年、400年という歴史を持つ酒蔵が多数ある県内では新しい方ですが、毎年9月に「山田錦乾杯まつり」も開かれる加東市では貴重な存在で、もちろん「まつり」にも参加しています。
ところで、鑑評会の金賞は7年ぶりとなります。過去には平成8酒造年度、13~16酒造年度、18~19、23酒造年度で金賞を受賞するなど鑑評会の常連でしたが、しばらく遠ざかっていました。平成に入ってからも、但馬杜氏さんから南部杜氏さんに、再度、5年前から但馬杜氏さんにと移り、現杜氏さんになってからは初の金賞となりました。

醸造蔵の醪のタンク

安定した良質の山田錦の確保

今年の山田錦については「いろんな情報が入ってくるなかで、今年はよくないという話もあったが、手に入れた山田錦は溶けもよく、扱いやすいものだった」というお話でした。山田錦の中心地にあることで、「よそが苦労しているときでも良い米が入ってくるのは、この地にあるという利点。市境を一つ越えるだけで、入手に苦労するという話も聞くなかで、大量に使うわけではないけれど、安定して良質の山田錦が使えるのはありがたいこと」というのもこちらの酒蔵の特徴です。
長年使っているM310酵母についても、「毎年変化がある。供給元から毎年レポートが届き、それを参考に工夫していくが、酒造期間の途中で変更されたレポートが届くこともある」ということで、大吟醸クラスに使われる酵母は、やはり繊細なもののようです。

加古川の景勝地「闘竜灘」は蔵のすぐ上流側

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