下村酒造店「奥播磨 純米 活性 すくい汲み にごり酒」29BY 兵庫県姫路市

今年最初の1本は兵庫県姫路市の北端、安富町にある人気蔵、下村酒造店さんの「奥播磨 純米活性すくい汲みにごり酒」です。酵母が生きて旺盛に炭酸ガスを生産している生酒。開栓注意となっています。平成29年12月製造です。
純米活性すくい汲みにごり酒 720ml 1,832円
[Okuharima junmai kasssei-sukuigumi Sparkrling] Brewery:Shimomura Brewery, Hyogo pref, Himeji-city,, Specific designations:Junmai-shu, Variety of raw rice:Hyogo-yumenishiki, Degree of rice polishing:55%  Pasteurize:No , Yeast:Kyokai No.9, Yeast starter:sokujo-moto-method, Alc%:17.6%, Fragrance:apple,  Taste:fruity

もろみから柄杓ですくい汲む濃密な澱

12月の新酒の季節に発売される活性タイプの生酒です。原料米は兵庫県産の兵庫夢錦、精米歩合は55%です。酵母は協会9号酵母で、酒母は速醸です。アルコール度は17.6度。日本酒度は+3.5、酸度2.3、アミノ酸度1.9となっています。上槽はもろみから柄杓で汲み上げてあら濾しするというもの。

プチプチ感とフルーティで芳醇な味わい

もろみ感たっぷり

舌をたたくプチプチとしたとりわけ強い発泡性とフルーティで芳醇な味わいが特徴。カテゴリーは純米酒ですが立ち上がる香りは吟醸香。芳醇さはふっくらしたもろみのまろやかさに由来し、まろやかな口当たりに仕上がっています。
おそらく甘味と酸味は強いと思いますが、発泡感によって抑えられます。原酒ですので、アルコール度高めですが、これを包み込む甘みがあり、辛味は抑制されています。舌ざわりも含め、もろみの感覚が口いっぱいに広がりながら、キレはなかなかの鮮やかさです。

 

「開栓注意」の強発泡にご注意

年末には種々に新米新酒が発売され、その中の売り物が「にごり酒」となっています。このお酒はその中でも強力な活性と発泡性で知られています。活性のある「にごり」生酒は開栓注意となっている場合が多いですが、これは本当に「注意」です。4号瓶はスクリュー栓なので、危険性は少ないですが、それでも栓を緩めた瞬間に底に溜まった澱(というより醪)が急速に昇ってきます。そこでギュっと締め直して澱を下げるを連続します。なので、開栓前に瓶を振ったりする必要はありません。一方で1升瓶はコルク栓です。25BYでは無警戒に栓を覆う紙を取った瞬間にコルクが宙に飛び、大量にあふれました。以来、スクリュー栓を選ぶようにしています。

1年置いてもおいしいらしい

なお、取り扱いの酒屋さんによると1年おくと、ガスが抜けて「熟成して、いい味わいになる」そうです。蔵の一角には年中無休の直売所があります。昨今、人気が出て手に入りにくいそうですが、直売所ではフルラインナップで購入できます。姫路市は但馬杜氏が活躍する地域で、この蔵も歴代、但馬杜氏の系譜にありますが、現在は東京農大出身の蔵元さんが杜氏を兼ねています。

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