山名酒造「奥丹波 木札」28BY 兵庫県丹波市

_兵庫県丹波市の山名酒造さんの「奥丹波 木札」。季節限定で出荷される、この蔵一番人気の新酒生酒、純米吟醸です。11月5日予約受付開始。12月22日に配送されました。年末には売り切れです。「奥丹波」と焼き入れられた木の札が棕櫚縄で掛けられています。

“Okutanba Kihuda” by Yamana Brewery of Tamba City, Hyogo Prefecture. It is junmai-ginjo, the most popular sake of this warehouse, which is produced in small quantities at the beginning of winter, which is shipped seasonally. November 5 reservation reception starts. It was delivered on 22nd December. It is characterized by the smell of green apples and pears brewed by meiri-ogawa yeast. A deep flavor and a neat taste are wonderful balances.

特徴 12月出荷の山田錦・明利小川酵母の純米吟醸

_このお酒は早くも12月末に出荷される、山田錦を使った純米吟醸酒です。なんと言っても明利小川酵母が使われているのが特徴。米は兵庫県産山田錦の60%精米。アルコール度は16度。日本酒度は予約開始時の目標値+2。酒母は速醸。蒸米は甑和釜、上槽は槽搾り、仕込水は神池寺山伏流天然水、杜氏は青木卓夫(丹波杜氏)と瓶ラベルに表記されています。
10月中下旬収穫の晩成品種・山田錦を、しかも吟醸でこの時期に出すのは早過ぎますが、年末ぎりぎりのタイミングで、この高い完成度で蔵出しするのが人気の所以でしょう。

印象 若々しくも、すべてに上品な吟醸酒

_青い果実のような清々しい香りが終始全体を支配しています。まさに明利小川酵母の特徴が余すことなく表現されています。くどさのない柔らかな甘味が中心にあり、酸味はほのかに一体感を形作っています。辛味、苦みが合わさって上品なキレ味に貢献しており、ホロりとした心地よい苦みの後味が比較的長めに残ります。「明利瓶小川酵母が醸す青い果実のような清々しい香りと透明感あふれる味わい」という蔵のフレーズのとおりですが、「ふるさとがいっぱい詰まった地元の酒です」というには、繊細さと優雅さが勝った印象です。

近年、いろいろと変化ある酒蔵

季刊の「酒蔵便り」

_青木卓夫杜氏と明利小川酵母というのが、この蔵の特徴を形作っていると思いますが、昨年11月にはホームページもリニューアル。ラベルも変更になり、お酒のラインナップもリニューアルされているようで、楽しそうな果実酒からリキュールまでいろいろ造っておられます。
_楽しそうと言えば、季節ごとに発行される「酒蔵便り」も、酒造りの各工程にスポットを当てた解説が秀逸です。2016/冬号は「搾」の特集。手間もお金も掛かった一冊です。また、Facebookのトップ写真は杜氏蔵人扮する黒澤明監督「七人の侍」と遊び心にもあふれています。FM805で「SAKE RADIO」を酒のおつまみ的ラジオ番組として放送するなど、これまでの酒蔵の枠組みを飛び出す活躍が、何か新しい予感を感じさせます。

奥丹波 木札 1.8㍑ 4,104円(税込)

兵庫県丹波市市島町上田211

 

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